インシュレーション工法二重折板断熱工法 高い断熱性が要求される建物に適した屋根工法。
製品図
特長
省エネ工法
- 上下折板の間に断熱材を敷込む、熱エネルギーのロスを防止する省エネ工法。
既設折板の上に葺上げも可能です。
断熱材仕様
一般名 | グラスウール(t=100㎜ 又は50㎜×2層)【特長:吸音・断熱】 | |||
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密度 | 10kg/m3 | 16kg/m3 | 24kg/m3 | |
熱伝導率 | at 25℃ (メーカー測定値) |
0.049 W/m・K | 0.044 W/m・K | 0.038 W/m・K |
熱抵抗値 (m2・K/W) |
厚さ50㎜ | 1.02 | 1.13 | 1.35 |
厚さ100㎜ | 2.04 | 2.27 | 2.70 | |
熱貫流率 (W/m2・K) |
厚さ50㎜ | 0.98 | 0.88 | 0.74 |
厚さ100㎜ | 0.49 | 0.44 | 0.37 | |
標準質量 (kg/m2) |
厚さ50㎜ | 0.50 | 0.80 | 1.20 |
厚さ100㎜ | 1.00 | 1.60 | 2.40 | |
防火材料認定 | 不燃 NM-5281 | 不燃 NM-0454 | 不燃 NM-0454 | |
日本工業規格認定 | JIS A 9521 [住宅用人造鉱物繊維断熱材] | JIS A 9521 [住宅用人造鉱物繊維断熱材] | JIS A 9504 [人造鉱物繊維保温材] | |
備考 | ・外被材のある資料は、外被材を除いて測定しています。 ・熱抵抗値:熱抵抗値=厚さ÷熱伝導率で算出しています。 ・熱貫流率:表面の内外の熱伝達抵抗ではなく、熱抵抗の逆数で算出しています。 |
※熱伝導率・熱抵抗値・熱貫流率・標準質量はグラスウールメーカーの計算・検討結果であり保証値ではありません。
音鳴り低減仕様(オプション)
二重折板断熱工法における音鳴り現象について
- 金属は温度変化による熱伸縮を要因とする音鳴り現象が発生することがあります。二重折板断熱工法は断熱性・水密性・遮音性などに優れていますが、上弦材と下弦材との温度差(熱伸縮量の差)により同現象が生じやすい傾向にあります。
音鳴りの種類とメカニズム
- 折板は鋼板の仕様や色によって異なりますが、日射や気温の変動により夏季の直射日光では屋根表面で約60~80℃まで温度が上昇します。また形状が山型のため、日射角度によって表面温度が不均一になります。
- この表面温度の変化に伴い、それぞれの場所で伸縮し折板内部で様々な現象が発生すると考えられています。
※「【図1】日射角度による表面温度の違い」ご参照
※「【図2】温度変化による熱伸縮」ご参照
種類 | ① 斜辺・底辺の反転音 「バックリング音」 |
② はぜ同士の摩擦音 「摺動音」 |
③ はぜと吊子の摩擦音 「爆裂音」 |
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発生箇所 | 折板の斜辺・底辺 | 折板のはぜ部 | 折板のはぜ部と吊子 |
音 | 「ボコボコ」「ペコペコ」 | 「ギシギシ」「カチカチ」 | 「ドカーン」「ドーン」「カーン」 |
要因 | 内部に発生した力が剛性の弱い 斜辺や底辺の平面部に集中 |
上はぜと下はぜで折板を 接合している部分が擦れる |
はぜ部と吊子で折板を 接合している部分が擦れる |
対策 | * | * | スライド金具 |